ジョリパット外壁の塗り替え時期とポイントを解説
「ジョリパット」は国内ではアイカ工業が販売している意匠性塗材の一種で、その唯一無二の風合いから戸建て住宅に採用されることの多い人気の高い塗り壁材です。
モルタルもしくはコンクリート外壁材の場合に使用でき、耐用年数が長いと言われているジョリパットですが、建物を長く美しく安全に維持するためには、外壁のメンテナンスが必要になってきます。この記事では「ジョリパット」とは何か、塗り替え時期やポイント・注意点について解説します。
目次
ジョリパットとは?
ジョリパットはフランスで生まれた、主にセメントをベースにした塗り壁材で粒状の特殊な質感が特徴です。防水性にも優れており、 しっかりとメンテナンスをすれば50~60年と耐用年数が高く、外壁材として人気を博しています。
そして、何と言ってもジョリパット最大の魅力は180種類のカラーや100種類以上のパターンです。色とパターンを組み合わせる事で世界に2つとない独特の風合いを出すことができます。建物にナチュラルで温かみのある雰囲気を与えることもできるため、デザイン性を重視する場合にも選ばれ、外装のみならず内装にも採用されています。
ジョリパット外壁のメリット
外壁表面の凹凸により汚れが蓄積しやすいと言われるジョリパットですが、メリットはたくさんあります。
美しい外観を長期間維持
ジョリパットは気候条件による急激な変色や劣化が少なく、美しい外観を維持することができます。
防水性能
水を弾く性質があり、雨水などによる建物へのダメージを軽減することもできます。
オリジナリティのある外壁
様々な色や質感が選べるため、世界に2つとないオリジナリティのある外壁を実現できます。
メンテナンスが簡単
部分的な塗り替えが可能なので補修などのメンテナンスが簡単です。
ジョリパットの種類と塗り替えに使用する塗料
ジョリパットにはいくつかの種類があります。低コストのリシン吹付タイプや光触媒タイプ、耐候性に特化したタイプ等、建物の立地状況や環境要因によって様々な種類を使い分けることも出来ます。
ジョリパットの塗り替えには、今のデザインを維持しながら防水性能の回復とカラーチェンジを行える改修用トップコート「ジョリパットフレッシュ」が採用されますが、塗装店によっては他メーカーの同等品塗料で施工する場合もあります。
ジョリパットの塗り替えを検討する時期
普段のお手入れは柔らかいブラシを用いた洗浄で十分ですが、ジョリパットの耐用年数を伸ばすため、塗り替えを検討する適切な時期があります。
ひび割れに追随し、色褪せにくい特徴をもつジョリパットは、他の塗料と比べて塗り替え回数も少なく、一般的には10年~15年前後で点検・塗り替えを行うと良いと言われていますが、他の塗料と同じく立地状況・環境要因などで劣化進行に差が出てきますので、以下4つの劣化サインが見られたら早めのメンテナンスをおすすめします。
ジョリパット外壁の劣化サイン
ジョリパットは、劣化サインに早めに気づくことで、建物の機能と、常に美しい外観を維持することができます。 ただし、具体的な塗り替えのタイミングは、建物の環境や使用されているジョリパットの種類、前回の塗装からの経過年数などによっても変わってきます。
色褪せ
ジョリパットは素材そのものには色がなく、顔料を混ぜて着色しているため、紫外線や雨風によって徐々に色褪せ(退色)が起こります。色褪せが目立つと感じてきたら塗り替えの時が近いことを示しています。
ひび割れ
ジョリパットは、雨水の吸収や乾燥により「膨張と収縮」を繰り返します。このジョリパットの伸縮により、塗膜が疲労しひび割れに発展してしまうことも。小さなひび割れが生じ始めたら、放置するのは危険です。外壁のメンテナンスを必要としているサインなので、見逃さないようにしましょう。
剥がれ落ち
劣化により、パターンの1部がごそっと剥がれて落ちた場合は、すぐに塗り替えをする検討必要があります。
撥水性や防汚性の低下
水切れが悪く撥水性が落ちてきた場合は、塗料の機能が低下している恐れがあります。汚れやカビが多くなり、掃除しても落ちない場合は塗り替えによって解決できます。
ジョリパット外観の塗り替えのポイントと注意点
ここからは、ジョリパット塗り替えのポイントと注意点を解説します。
塗料の選定
ジョリパットの塗り替えには専用塗料が最適と言われていますが、他メーカーの同等品も遜色ないものがあります。元の壁材との相性や、期待する仕上がりに合わせて塗料を選びましょう。
天候と気温
塗り替えは適切な気温と湿度の条件下で行うことが理想です。高温多湿または低温下では、材料の乾燥や硬化に影響が出るため、気候を考慮しましょう。
専門性の高さが必須
ジョリパットは、通常の塗料とは違う特殊な意匠性塗材です。通常の塗料は、塗料メーカーにより定められた乾燥時間や希釈率などの施工上の仕様がありますが、ジョリパット専用塗料も例外ではなく、ジョリパットの知識や経験が重要になります。
また、万が一塗装後に施工不良が生じた時に備え、アフターケアをしっかりと行ってくれる業者に依頼しましょう。
より丁寧な高圧洗浄が必要
外壁塗装工事の場合、施工工程に高圧洗浄の作業が必ずあります。
下地と塗膜をしっかり密着させるための下準備ですので、塗り替え工事にとって欠かせない工程ですが、他の外壁と同等の水圧で行うと、ジョリパットのパターンである凹凸が剥がれてしまう可能性があります。
また、ジョリパット外壁は水を多く吸収する性質があります。弱すぎず、強すぎない水圧で塗装前にしっかりと汚れを落とす必要がありますが、ジョリパットの知識や経験がないと洗浄不備のために下地と塗膜がうまく密着することができずに、早期剥離などのトラブルを引き起こすことも。
DIYは慎重に
DIYが可能な場合もありますが、専門的な知識が必要な場合もありますので、プロの塗装業者に相談することをおすすめします。
まとめ
ジョリパットはその耐久性と美しさから、多くの建物の外壁材として採用されています。塗り替えは頻繁に必要な作業ではありませんが、正しい手順で行うことで、より長く建物を守り、美観を維持することができます。 上記の基本を押さえつつ、塗り替えを検討する際には、塗装のプロの意見も参考にしてみて下さい。
えいぶす・ペイントではジョリパット外壁塗り替え工事の実績が多数あります。ジョリパット外壁の塗り替えをご検討の方は是非お気軽にお問い合わせください!
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