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外壁塗装の上塗りの役割とは?それぞれの塗料の特徴と検討すべき機能をご紹介

「上塗り」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。既にご存知の方を含め、外壁塗装を検討して初めて「下塗り・中塗り・上塗り」という言葉を業者から聞いたという方が大半だと思います。どれも塗装の重要な工程ですが、仕上がりの色や機能を左右するのがこの「上塗り」になります。
上塗りに使う塗料には適切なものを選びたいところですが、種類が豊富で選び方に悩むこともありますよね。 この記事では、上塗り塗料の種類や選び方、検討すべき塗料の機能などをわかりやすく解説します。

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外壁塗装の上塗りとは?

外壁塗装における塗装の工程は「下塗り・中塗り・上塗り」の3回に分かれており、仕上げ段階の塗装工程が「上塗り」と呼ばれています

下塗り・中塗り・上塗りの役割

「中塗り」と「上塗り」は工程が分かりやすいように違う言葉を使っていますが、使用されている塗料は実は一緒なのです。業者によっては、「下塗り・上塗り1回目・上塗り2回目」などと表現する場合もあります。

塗装工程目的塗料の種類
①下塗り外壁と中塗り塗料の密着度を高めるシーラー・プライマー
②中塗り(上塗り1回目)上塗り塗料のより美しい仕上がりに必要有機・無機塗料
③上塗り(上塗り2回目)仕上がりの色や機能を左右

下塗り

「下塗り」はプライマーやシーラーなどを用いて外壁に塗布し、外壁と中塗り塗料との密着を良くします。外壁を顔と例えるならば化粧前の下地と言えばわかりやすいのではないでしょうか。

中塗り

「中塗り」は下地の色を消し、上塗り塗料のノリを良くするために欠かせない作業です。「同じ塗料を2回も塗る必要があるの?」と思いますが、1度塗りだとどうしても色ムラができてしまうので、中塗りも外壁塗装の欠かせない作業です。

上塗り

「上塗り」は塗料の一番表面になる部分で、仕上がりにとても重要な工程になります。ですが、上塗り塗料だけを丁寧に塗るだけでは美しい仕上がりにはなりません。下塗り・中塗りの施工をきちんと行わないと上塗り本来の美しさを発揮できないのです。

有機系上塗り塗料の原材料

無機塗料を除く、屋根・外壁の上塗り塗料は一般的には有機塗料と呼ばれており、有機塗料の原材料は、塗膜となる「樹脂」、色や光沢をつける「顔料」、性能を高める「添加剤」、希釈に使う「水または溶剤」で構成されています。
その中で
も「樹脂」は塗料の耐久性の優劣をつけるもので、樹脂の種類によって差が生じます。この樹脂が長持ちするものは価格も高く、樹脂の種類で外壁・屋根塗料のグレードがランク付けされています。

上塗り塗料の種類と特徴

塗料は大きく有機塗料と無機塗料に分けられますが、有機塗料は成分の中の「樹脂」がシリコンであればシリコン塗料、フッ素であればフッ素塗料と呼ばれています。それぞれの塗料の特徴と耐用年数、外壁塗装のどんな悩みにおすすめの塗料なのかをご紹介します。

無機塗料の特徴

無機塗料は紫外線によって劣化する樹脂成分がほとんど含まれません。耐候性に優れ、色褪せや変色が起こりにくい塗料です。また、カビや苔も発生しにくく、鉱物などの無機物が主成分なので、燃えにくいのも強みです。

無機塗料の耐用年数

無機塗料の耐用年数は約20~25年です。

日当たりの悪い建物や工事回数の削減に

建物の通気性や日当たりが悪く、外壁のカビや苔に悩んでいる。もしくは、外壁・屋根の塗装工事の回数を減らしたい方におすすめの塗料です。

シリコン塗料の特徴

シリコン塗料は耐久性とコストパフォーマンスのバランスが良い塗料です。現在外壁塗装の主流となっているシリコン塗料ですが、機能を付加した塗料が多いのも特徴です。

シリコン塗料の耐用年数

シリコン塗料の耐用年数は約10~15年です。

豊富な品揃えから選びたい

費用対効果が高い商品を選びたい、色々な機能を付加した塗料を選びたい方にはぴったりの塗料です。

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料は耐候性の他にも防水性・防汚性等さまざまな点で優れている塗料です。また、親水性があるので汚れが落ちやすい特徴があります。

フッ素塗料の耐用年数

フッ素塗料の耐用年数は約15~20年です。

高くても耐久性重視!

優れた性能をもっている塗料なので、外壁・屋根の塗装工事の回数を減らしたい方にぴったりです。金額的には価格が高い傾向があるので、劣化が進行しやすい屋根だけフッ素塗料を選ぶのもおすすめです。

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料は、弾性がありひび割れがおきにくいのが特徴で、長く外壁塗装の主流塗料として使われてきました。昨今では、ウレタン塗料より耐久性があり値段もそう変わらないシリコン塗料が主流になり、ウレタン塗料は外壁塗装の塗料としてはあまり使われなくなりましたが、様々な形状にフィットするその特性から、ベランダの防水工事では主流の塗料になっています。

ウレタン塗料の耐用年数

ウレタン塗料の耐用年数は約8~10年です。

少しの間だけ建物を維持させたい

なるべく費用を抑えたい、長くは住む予定はないが外壁の劣化が気になる。住まいのイメージを気軽に変えてみたい方にはぴったりの塗料です。

アクリル塗料の特徴

アクリル塗料はコスト面では最も優れていますが、耐久性で他の塗料に比べるとかなり劣ってしまいます。

アクリル塗料の耐用年数

アクリル塗料の耐用年数府は約5~8年です。

頻繁にイメージを変えたい

塗料の中では価格が最も安いので、気軽に家のイメージを変えて行きたい、頻繁に塗装を行いたいという方におすすめの塗料です。

知っておきたい上塗り塗料の機能

外壁・屋根塗装には様々な機能を持ったものが塗料が増えており、建物の美観や保護だけにとどまらず、住み心地や環境問題にも影響を与える時代になってきました。
では、塗料にはいったいどのような機能があるのでしょうか。建物で困りごとある方は、外壁・屋根塗装を検討する際に機能に注目して塗料を選ぶと良いかもしれません。

防カビ・防藻性

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カビや藻の発生を抑制する機能です。日当たりや通気性が悪く、カビや藻がつきやすい住宅におすすめの機能です。菌が繁殖しにくい薬剤を混ぜていますが、メーカーで人への安全性は確認済です。耐候性が高い塗料に、この防カビ防藻機能がついていることが多いです。

セルフクリーニング機能

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汚れが雨で洗い流される防汚性の機能です。ガラスの微粒子で汚れの付着を防いでくれます。紫外線があたることによって汚れが浮き上がり、雨で流される光触媒のものや、雨で汚れを流す無機質的な性質をもつものがあります。

断熱性

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熱が伝わりにくい機能です。断熱塗料を塗布することにより、外気の熱や冷気を室内に通しにくくしてくれます。また、室内の温度を逃がしにくくしてくれる特徴もあります。冬や寒い地域にも適しており、夏の室温が2~3度ほど下がることから、省エネ効果も期待できる機能です。

透湿性

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外からの水の侵入を防ぐ防水塗料。なおかつ内部の湿度は外に逃してくれる透湿性があります。ほかにも、内部結露を防ぐ効果がありますので、防水工事をする際は注意して塗料を相談しましょう。

ラジカル抑制

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塗膜が紫外線などの刺激をうけることによって、塗膜内の白色顔料から発生する劣化因子のことを「ラジカル」といいます。このラジカルほ発生を抑制して塗膜の劣化を防ぐ機能です。

遮熱性

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太陽光の反射率を上げることによって外装材の温度の上昇を抑えてくれる機能です。室温温度の上昇も遮熱性がない一般塗料と比較すると約2~3度も下がるといわれています!また、熱の刺激を受けにくいので外装材の劣化を抑制するメリットもあり、夏の節電にもつながります。特に、屋根は日の光を浴びやすいので、屋根塗料を遮熱性の機能が入った塗料を選ぶ方が多くいます。

塗料選びの参考になる「耐候性」とは?

塗料は固まると塗膜へと変化します。外装材を外部からの刺激から守ってくれる抵抗力のことを「耐候性」といいます。
雨や日の当たるところにプラスチックを長期間置きっぱなしにしているとぼろぼろになっていきますよね。これは塗膜にもいえることで、塗膜も紫外線・雨の刺激によりダメージを受けてしまい、時間の経過とともに劣化していきます。

塗料に含まれる樹脂の種類(ウレタンやシリコン)や、機能によって劣化の速度が変わりますが、この違いが「耐候性」の違いといえます。「促進性耐候性試験」で塗料ごとの耐候性の違いが数値化されていますので、塗料を選ぶ際は参考にしてみてください。

上塗り塗料のご相談はえいぶす・ペイントまで!

えいぶす・ペイントまでお気軽にご相談ください

「上塗り」とは何か。その役割と塗料の種類や知っておきたい機能をご紹介しました!
えいぶす・ペイントでは、お客さまとの入念なヒアリングを行い、ご希望に沿った塗料のご提案をさせて頂いております。
様々な種類の機能を持った塗料の取り扱いがございますので、是非お気軽にお問い合わせください。

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ikehara shigetaka

はじめまして。えいぶす・ペイント(株式会社EIVS)の池原と申します。

生まれ育った横浜市鶴見区で塗り替え専門店を営んでおります。
『ひとりでも多くの人を笑顔にする』という経営理念のもと、
十数年に一度の大切なお家の塗替え工事を、一人でも多くの方に喜んでいただけるよう、「笑顔」になっていただけるよう、お客様に寄り添った工事をご提案して参ります。

横浜は海が近いこともあり、外壁・屋根の劣化が比較的早い地域です。そのため、外壁・屋根は皆様が思うよりはるかに劣化が進んでしまいます。ぜひ一度、外壁・屋根診断を受けていただき、外壁塗装・屋根塗装をご検討していただきたいと思っております。

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