ローンを組んでやる外壁塗装のメリットとは?金利や相場も解説
新築から10年経つと、建物のあらゆる設備にメンテナンスが必要になってくる時期です。家電製品やその他設備の平均寿命の目安がおよそ10年とされていますが、何よりも過酷な環境に晒される外壁も例外ではありません。
外壁の劣化を放置すると取り返しのつかない事態に発展し、余計に出費が増えてしまうの怖いところです。出ていくお金が多くなる時期に外壁の不具合が見つかると、すぐに外壁塗装をやりたくても難しいですよね。
家電製品は壊れても不便なだけで生活に支障はなく、ましてや簡単に代替がきくことがほとんどですが、外壁はそうも行きません。先立つものがなく、何も対処できないと言った不測の事態を避けるために、知っておいて頂きたいのが「リフォームローン」という選択肢です。
この記事では、リフォームローンを組んでまで外壁塗装をする必要はあるのか、ローンを選択肢に入れた際の相談先、ローンを組んで外壁塗装を行う場合のメリットやデメリットなどをご説明します。
目次
ローンを組んでまでリフォームすべき?
「ローンを組んでまで外壁塗装するべきか」
その答えは、プロの診断で必要だと判断されたリフォーム(外壁塗装)はするべきです。
外壁塗装の目安は10年前後ですが、建物の材質や立地状況、環境要因により塗料の劣化進行度が変わります。素人目に劣化していると思っていても、外壁のプロから見ればまだ問題なかったり、逆もまたしかりです。
まずは外壁のプロによる適切な診断を受け、早めの外壁塗装が必要と判断された場合はリフォームローンを選択肢の1つに入れましょう。
もちろん、塗装はまだ先でも大丈夫と診断された場合は、現時点でリフォームローンを組む必要はありません。現時点での塗り替え費用を算出してもらい、必要に応じて今後の資金計画を立てておきましょう。
外壁塗装で組めるリフォームローンの申し込み先
リフォームローンは、金融機関や外壁塗装業者で相談(申し込む)ことができます。
リフォームローンには、塗装業者でも取り扱いのある手軽な無担保ローン、主に「家」を担保にする有担保ローンの2種類あり、高額のローンを組む場合は有担保ローンで組むことが一般的です。
【無担保ローン】
- 有担保ローンと比較し金利が高め。
- 手続きの手間が無く審査がスムーズで通過しやすい。
- 借入可能金額の上限は10万円~1,000万円、相場金利2~5%
【有担保ローン】
- 金利が低く、年利1%以下になることもある。
- 審査が厳しく手続きに時間がかかる。手数料もかかるためきちんとした返済計画が必要。
- 借入可能金額の上限は500万~1億円(家の価値できまる)相場金利1~2%
金融機関
金融機関でリフォームローンを借り入れする場合、まずは現在の住宅ローンの借り入れ先の金融機関に相談しましょう。既に住宅ローンを借り入れている金融機関の場合は、金利が優遇される傾向があります。
住宅ローンの借入先金融機関
現在住宅ローンを利用している場合はすでに1度審査を通過しているため、リフォームローンも借入できる可能性が高いです。
申し込み内容や借り入れ状況によっては、低金利のローンやリフォームローン一体型の住宅ローンへの借り換えができるかもしれません。
金融機関によっては外壁塗装に対応していない住宅ローンもあるので注意が必要です。
その他の金融機関
住宅ローンの借り入れ先で申し込めなかった場合、他の金融機関でリフォームローンを申し込む必要があります。
この場合、リフォームローンのみだと金利が高くなる傾向にあるので、リフォームローンの取り扱いのある金融機関で住宅ローンの借り換えを行い、一体型にする事まで検討しましょう。
外壁塗装業者
ローン会社と提携している外壁塗装業者であれば利用することができます。工事内容と併せて相談できるので、手続きがスムーズに進むのがメリットです。
外壁塗装業者によって契約内容や金利も大きく異なりますので、3社程度相見積もりを取り、ローン手数料込みの価格を契約前に精査しておきましょう。
ローンで外壁塗装を行うメリット・デメリット
「リフォームローンを組んで外壁塗装」することにメリットもデメリットもあります。
リフォームローンのメリット
なんとなくマイナスイメージのあるローンですが、こんなメリットもあります。
資金がなくてもできる
外壁塗装工事は建物にとっては必要不可欠です。築10年前後になればメンテナンスを考える時期ですが、おおよその資金計画を立てていても、思わぬ出費が重なってしまい、そのタイミングでまとまったお金が手元にない事はよくある話です。
また、突発的な自然災害も多い昨今。突然外壁や屋根に不具合が見つかるケースもあります。お金が用意できないからと後回しすると、その間にも外壁の劣化は進行し、さらにお金が掛かってしまうことも。
適切な時期のメンテナンス
「資金が手元にない」という理由で適切なメンテナンス時期を逃すと、外壁の劣化が進行し塗装だけでは外壁の補修が難しくなるケースがあります。
塗装より大掛かりな工事が必要になった場合、さらに費用の負担が増え、物件の資産価値も低下してしまいます。リフォームローンを利用して適切な時期にメンテナンスをする事は、結果的にトータルコストの節約にも繋げることができます。
手持ちの資金を残せる
教育資金などの準備資金や、いざという時のための余剰資金は手元に残しておきたいですよね。リフォームローンを利用することで、今の手元の資金を維持する事ができます。
リフォームローンのデメリット
デメリットも考慮した上で、リフォームローンを選択肢に入れましょう。
金利が発生する
「ローン」ですので、”お金を借りている”状態です。借入金額や返済期間によって変動しますが、金利が発生=余計にお金を払うことになります。
審査に左右される
審査に通過しなければローンが組めないので、リフォームローンでの修繕計画を立てていても借り入れが出来ず、外壁塗装が白紙に戻るケースもあります。
借り入れする機関の目星や、借り入れ金額やおおよその返済予定、職業や年収、完済時の年齢など審査条件も確認しておきましょう。
返済計画を立てる必要がある
リフォームローンはまとまった現金の出費を抑えられる一方、完済するまで月々の出費が増えます。
「もしも」の時に現金が必要になってしまう事態はリフォームローンも変わりません。教育資金などの準備資金や、いざという時の備えの為の余剰資金も練りこみ、無理のない返済計画を立てましょう。
リフォームローンの審査の内容
リフォームローンの審査の内容は、住宅ローンと比べ借り入れ金額が低いため、無担保ローンであれば審査が通りやすい傾向にあるようです。
借入時年齢 | 完済時年齢 | 年収 | 勤続年数 |
---|---|---|---|
18~70歳 | 70~80歳 | 200万円以上 | 1年以上 |
雇用形態はあまり関係なく、勤続1年以上という条件がほとんどで「継続して返済する能力」があるかどうかで審査されます。自営業は勤続年数での判断が難しいのでこの限りではありません。
その他に審査基準になる条件は、誰の持ち家か、保証会社の保証が受けれるのか、今現在で信用に問題がないかなどがあります。
借り入れ金額別ローン返済シミュレーション
リフォームローンを検討する場合、月々の返済額や金利がどのくらいか気になりますよね。金利2.5%と仮定して借入した場合の返済シミュレーションをいくつかご紹介いたします。
金融機関のホームページでも、シミュレーターで返済予測ができるところがいくつかあります。借り入れ先を決めている場合は、そちらでシミュレーションしてみると良いでしょう。
50万の返済シミュレーション
借り入れ年数 | 月々返済額 | 年間返済額 | 総返済額 | 金利総額 |
---|---|---|---|---|
3年 | 14,430円 | 173,160円 | 519,480円 | 19,480円 |
5年 | 8,873円 | 106,476円 | 532,380円 | 32,380円 |
10年 | 4,713円 | 56,556円 | 565,560円 | 65,560円 |
15年 | 3,333円 | 39,996円 | 599,940円 | 99,940円 |
100万の返済シミュレーション
借り入れ年数 | 月々返済額 | 年間返済額 | 総返済額 | 金利総額 |
---|---|---|---|---|
3年 | 28,861円 | 346,332円 | 1,038,996円 | 38,996円 |
5年 | 17,747円 | 212,964円 | 1,064,820円 | 64,820円 |
10年 | 9,426円 | 113,112円 | 1,131,120円 | 131,120円 |
15年 | 6,667円 | 80,004円 | 1,200,060円 | 200,060円 |
200万の返済シミュレーション
借り入れ年数 | 月々返済額 | 年間返済額 | 総返済額 | 金利総額 |
---|---|---|---|---|
3年 | 57,722円 | 692,664円 | 2,077,992円 | 77,992円 |
5年 | 35,494円 | 425,928円 | 2,129,640円 | 129,640円 |
10年 | 18,853円 | 226,236円 | 2,262,360円 | 262,360円 |
15年 | 13,335円 | 160,020円 | 2,400,300円 | 400,300円 |
まとめ
備えあれば憂いなし。金銭面でもそうですが、建物のメンテナンスでも同じ事が言えます。
建物の現状を適切に診断してもらい、必要であればリフォームローンの利用も選択肢の1つに入れてみましょう。
えいぶす・ペイントでは、有資格者による建物の劣化診断を無料で実施しており、お客さま一人ひとりに合った適切なメンテナンス時期をおすすめしております。
リフォームローンの取り扱いもございますので、ぜひお気軽にご相談下さい!
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