塗魂ペインターズとしての活動報告:沖縄・ひめゆり平和祈念資料館
2025.04.15 (Tue) 更新
みなさんこんにちは!横浜・川崎の地域密着外壁塗装専門店えいぶす・ペイントです!
春らしい陽気の日が増えてきましたね。朝晩はまだ少し冷えますが、昼間はぽかぽかしていて、外に出たくなるような季節になってきました。新年度が始まって、新しい生活がスタートした方も多いのではないでしょうか。
先週は桜も満開でしたが、すっかり葉桜の木も増えてきましたね。
さて、本日は加盟しているボランティア団体「NPO法人 塗魂ペインターズ」での活動の報告をお届けします。
今回は、塗魂ペインターズの一員として、沖縄県糸満市にある「ひめゆり平和祈念資料館」でのボランティア塗装に参加してまいりました。
代表池原と妻(経理の普天間)は、いずれも沖縄出身です。
そのため、今回の活動は単なるボランティアにとどまらず、「自分たちの故郷に恩返しがしたい」という想いが込められた機会でもありました。
以前、代表は今帰仁公民館での塗装活動にも参加しており、今回が沖縄でのボランティア参加としては2回目となります。
2025年の今年は戦後80年の節目の年。
平和の記憶を伝える大切な場所に、塗装というかたちで関わらせていただけたことは、非常に意義のある経験となりました。
今回は、代表池原の妻と息子も加わり、家族4人での参加となりました。
塗魂ペインターズとは?
『人』に愛され、『地元』に愛され『社会』に愛される塗り替え施工店を目指し結成。
『塗装店』であるが故、社会に対して、して差し上げられるのは『ボランティア』での塗装作業。
プロフェッショナルとしての『特技』を社会に還元したくて結成された塗装のボランティア団体です。
塗魂ペインターズは、全国の塗装会社によって結成された団体で、全国を複数の地域ブロックに分けて、それぞれのエリアでボランティア活動を行っています。
メディアでも塗魂ペインターズの活動が紹介されおりますので、ご覧になった方も多いのではないでしょうか?
ひめゆり平和祈念資料館でのボランティア塗装
ひめゆり平和祈念資料館は、沖縄戦を伝えるためのとても大切な場所です。
学徒隊として動員された女子学生たちの証言や展示が並び、多くの修学旅行生や観光客が訪れています。
高校の修学旅行で私自身も訪れた場所でした。
現地のスタッフの方々や、ほかのボランティアの皆さんとの交流の中で、改めて平和の大切さ、人とのつながりの尊さを感じる時間になりました。
ひめゆり平和祈念資料館
献花販売所塗装
献花販売所下塗り作業
献花販売所下塗り作業
床洗浄
塗魂ペインターズ
貴重な体験
活動の様子は、下記の現地メディアのYouTube動画で紹介されています。
息子も作業中の様子で登場しておりますので、よろしければご覧ください。
以下が塗装後の写真です。
命がつながっているということ
この資料館での作業中、ふと私(普天間)自身の祖父母のことを思い出しました。
祖父は沖縄戦のさなか、特攻隊として出撃する予定でした。
しかし直前に病気で倒れ、出撃を免れたそうです。
その出来事がなければ、今の私は存在していなかったかもしれません。
一方、祖母は沖縄本島で畑仕事をしながら、当時まだ赤ん坊だった母の兄(伯父)を育てていました。
ある日、伯父がいつもより大きな声で泣いたそうで、祖母は伯父をあやしに一度家に戻ったそうです。
その後、畑へ戻ると、そこは空襲で焼け野原になっていたと聞かされました。
伯父が泣かなければ、祖母はそこにいて、命を落としていたかもしれません。
母は戦後生まれです。つまり、祖母が助かっていなければ、母も私もこの世にいなかったことになります。
戦争はたくさんの命を奪いました。でも、助かった命の裏側には、偶然や奇跡のような出来事があり、そこから私たちはつながって生きているんだと感じます。
最後に
今回のボランティア塗装活動も、多くの学びと出会いが詰まった活動となりました。
ただの「作業」ではない、人のためになること、命をつなぐことの大切さを感じました。
塗装という仕事を通じて、地域や社会に貢献できること。
それが少しでも誰かの心に残るような活動になっていけたらと思っています。
今後も、こうしたボランティア活動を続けていけるよう、仲間たちと共に励んでまいります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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