戸建て住宅の外壁材の種類と見分け方を解説します
横浜市・川崎市の皆さんこんにちは!横浜の屋根・外壁塗装専門店えいぶす・ペイントです!
外壁塗装を考え始める前に、まず知っておきたいのは外壁材の種類です。ご自宅の外壁材の種類を把握している方がほとんどだと思いますが、中古住宅を購入した場合など、「外壁に何が使用されているか知らない」という方も意外と多いのが事実です。
外壁材の種類によっては、相性の良い塗料や、使える塗料が決まってしまうこともあります。現地調査時に業者に確認してもらえば教えてもらえますが、予め知っておくことでメンテナンスの適切な方法を知ることができ、いざ塗り替えをしようと思った時に価格の把握もしやすいですよね。
技術の進歩により様々なデザインが誕生し、外壁材の種類を見分けるのは年々難しくなっていると外壁塗装業界では噂されています。この記事では、外壁材の種類と、それぞれの外壁材を見分ける方法を解説させて頂きます。
目次
戸建て住宅の外壁材の種類
戸建て住宅に採用されている外壁材の種類は、大きく分けてサイディング、モルタル、ALCパネルです。サイディングは更に、窯業系サイディング、金属サイディング、樹脂サイディング、木質系サイディングの4種類に分けられます。
一般社団法人日本サッシ協会の令和4年度発行の統計資料から、一般的な住宅で使われる外壁材の市場シェアは、上位から窯業系サイディング(76.8%)、金属系サイディング(13.3%)、モルタル(7.6%)、ALCパネル(0.6%)となっています。この統計から、日本の戸建て住宅の約8割に窯業系サイディングが採用されているのがわかりますね。ここからは、それぞれの外壁材の特徴を見て行きましょう!
窯業系サイディング
窯業系(ようぎょうけい)サイディングは、繊維質原料、セメント、混和剤を混ぜて成型させた、軽くてしなやかな板状の外壁材です。戸建て住宅の市場シェア1位を誇る窯業系サイディングは、シンプルなものから、タイル、レンガ調など豊富なデザインから選ぶことができ、コストパフォーマンスもよく、施工性・遮音性・耐震性・耐火性にも優れています。
窯業系サイディングの見分け方
見た目 | タイル調、石目調、レンガ調など様々なデザイン シーリングによるサイディング同士のつなぎ目がある 地上から約3mの高さに幕板がある |
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大きさ | 幅450mmまたは910mmで、長さは1,820~3,030mm |
厚さ | 14mm~18mm |
窯業系サイディングは市場シェアNo.1なので、様々な外壁を模したデザインが展開されています。窯業系サイディングを見分ける際に重要なのが、目地(めじ)です。目地とは、建築用語で部材同士の継ぎ目(隙間)の事を指します。サイディング材同士の間にシーリングが重鎮してあれば、ご自宅の外壁材は窯業系サイディングの可能性が高いです。サイディング材の幅を計測し、450mmか910mmであれば窯業系サイディングで間違いないでしょう。
また、窯業系サイディングは最大の長さが3,030mmなので、地上から丁度3mあたり、1階と2階の間くらいに幕板がある場合は、外壁材が窯業系サイディングである可能性があります。目地にあたる部分を幕板で隠すことにより、さらに美しい外観に仕上るため、幕板の位置も判断する1つの目安になります。
メンテナンス
メンテナンスフリーと謳われることがある窯業系サイディングですが、実際は8~10年程度が塗り替えの目安になります。比較的持ちの良いと言われるサイディングですが、塗膜の剝がれや色褪せなどの劣化症状が見られた場合は、早めの塗り替えを検討しましょう。
また、サイディング同士のつなぎ目に重鎮するシーリングが劣化すると、そこから雨水が侵入し、建物を腐食させる恐れがあります。シーリングの劣化症状が見られたら速やかに、シーリングの打ち増し・打ち替え工事を検討しましょう。
金属サイディング
質感を活かしたスタイリッシュなデザインが近年人気急上昇中の金属サイディングは、屋根材にも使用されるガルバリウム鋼板や、アルミニウムまたはステンレスを成型・加工し断熱材で裏打ちしたものを呼びます。金属というと重そうなイメージですが、軽い素材のため、窯業系サイディングよりも軽量なのが特徴です。重量による建物への負担を減らし、衝撃に強く、コストパフォーマンス、耐凍害性、耐震性、耐熱性に優れています。
金属サイディングの見分け方
見た目 | シックでスタイリッシュな印象が特徴 シーリングは目立たない事が多い インクジェットプリンターでの塗装で意匠性の高いデザインも近年増えている |
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大きさ | 幅260~400mm、長さ2,438~4,000mm |
厚さ | 12mm~18mm |
スタイリッシュな印象で人気上昇中の金属サイディングですが、近年技術が進歩し、窯業系サイディングにも劣らない様々な外壁材を模したデザインが増えてきました。一見すると窯業系サイディングと見分けがつかない商品もありますが、触ってみる事で金属特有の質感を感じることができます。
メンテナンス
金属系サイディングは、水を吸わない材質なので、ひび割れや水の染み込みの心配がありません。また、耐久性が高いため、10~15年程度が塗り替えの目安になりますが、金属特有の錆びが発生した場合は、早めのメンテナンスが必要になります。
モルタル外壁
昔の住宅の多くに使用されていたのが「モルタル」です。水・セメント・砂を混ぜて作ったもの壁に塗り仕上げます。モルタル外壁は、独特の雰囲気や質感があるので、あえてモルタル外壁を選択する人もいます。
モルタル外壁はつなぎ目がない外壁材なので非常に丈夫で、摩耗やキズ、天候によるダメージに対して耐久性があり、セメント系の外壁材であるため、火災に対する耐性があります。モルタル外壁は、色や質感、模様などを自由に選択し、建物の外観に独特な風合いを出すことができます。他の外壁材より厚塗りになるため、保温性や防音性に優れています。
モルタル外壁の見分け方
見た目 | 目地がない(シームレス) 素材を活かした独特の風合い |
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大きさ | 塗装面に準ずる |
厚さ | 工法による |
目地がなければ、モルタル外壁の可能性大です。様々な工法があるモルタル外壁ですが、手塗での作業のため、柄の出方にパターンがないのも特徴です。
メンテナンス
モルタル外壁の塗装は、一般的には約7~10年ごとに必要とされます。これは、使用する塗料の種類や品質、地域の気候条件、海沿いなど特定の条件下ににおける建物の位置などによります。一般的には、塗装の劣化が見られた場合、可能な限り早く対処することが推奨されます。劣化が進むと、修復がより困難になり、塗装費用が高額になる可能性があります。
ALC
多孔質で気泡が多数存在するALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)は、軽量気泡コンクリートと呼ばれ、建物の重量を軽減すると同時に優れた断熱性を持ち、耐火性にも優れています。ALC外壁は耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば50年の耐用年数を全うすると言われています。
ALCの見分け方
見た目 | シーリングによるALC同士のつなぎ目がある 厚みがあるため、外壁より内側に窓が取り付けられている場合もある |
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大きさ | 幅300mm~600mm、長さ2,400~3,000mm |
厚さ | 薄めのパネルで厚さ35~75mm未満 |
メンテナンス
ALCは吸水性が高く、塗料による防水性を保つために定期的な塗り替えが必要になってきますので7~10年程度で点検が必要になります。特にシーリングの劣化を放置してしまうと、ALCの寿命を縮めてしまう恐れがあるので、劣化症状が見られたら必ずメンテナンスをするようにしましょう。
まとめ:外壁材がわからない場合は業者に相談してOK!
戸建て住宅に使われている外壁材の種類や特徴、見分け方をご紹介しました!ここで外壁材の見分け方を簡単に振り返ってみましょう!!
まず目地を確認し、その後幅や厚さで判断するとスムーズですね。知っておいて損はない外壁材の種類ですが、もちろん分からなくても大丈夫です!
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