外壁塗装の高圧洗浄とは?必要な理由と知っておきたい疑問点を解説します
高圧洗浄という言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。なんとなく、清掃に使われるイメージはありますよね。この記事では、高圧洗浄は外壁塗装になぜ必要なのか。高圧洗浄の基本や知っておきたい疑問点について解説させて頂きます。
目次
高圧洗浄とは?
高圧洗浄とは、高い水圧を使って目的の箇所を洗浄する清掃方法です。家庭用の高圧洗浄機も普及しており、その爽快感に誰もが1度はやってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。なんだか楽しそうなイメージのある高圧洗浄ですが、外壁塗装における高圧洗浄の目的とはなんでしょう?
外壁塗装における高圧洗浄の目的
外壁塗装における高圧洗浄の目的は、経年劣化によって付着した汚れやコケ、傷んだ古い塗膜等を、高圧洗浄機で綺麗に洗浄することです。おおよその分類に分けると下記の3種類でしょうか。
- 雨筋汚れ、埃、砂
- カビ、コケ等
- 経年劣化でできたチョーキング・塗膜の剥がれ
また、外壁がツルツルしすぎていると塗料が上手くのらずはじいてしまうため、外壁塗装の高圧洗浄は細かい傷をつける下地の目荒らしの意味も兼ねています。DIYで家具を塗装する時もやすりがけをしますよね。細かい傷をつけると言うと外壁を痛める行為に聞こえますが、ちゃんとした意味があるんですね。
次項で外壁塗装に高圧洗浄が必要な理由に迫って行きましょう。
外壁塗装に高圧洗浄が必要な理由
まずは外壁塗装の際の施工工程をご説明します。
- 足場設置前の現地調査
- 足場の組み立て
- 塗布してはいけない箇所に養生
- 高圧洗浄
- コーキング等の補修、下地処理
- 外壁塗装
- 完工調査・不備がないかの確認
- 足場を解体
上記が外壁塗装の施工工程の大まかな流れですが、塗装作業や下地処理の前に高圧洗浄が必要になってきます。
高圧洗浄とは、劣化によってできた汚れやコケ、さらには傷んだ古い塗膜等を高圧洗浄機で外壁を洗浄することです。高圧洗浄を行うことで外壁を綺麗な状態にし、美しい塗装を行うことができます。
例えばファンデーションや化粧下地を塗る前に「洗顔」をしますよね。洗顔をすることで余分な皮脂や汚れが落ち、化粧のノリがよくなります。高圧洗浄はそんな「洗顔」の部分になりますので、外壁塗装になくてはならない工程と言えます。
外壁塗装の高圧洗浄をしないリスクとは?
中には、「高圧洗浄しなくても十分綺麗だし、省いてもいいんじゃない?」とお考えの方もいると思います。極論で言ってしまうと高圧洗浄をしなくても外壁塗装をすることは可能です。
ですが、もし仮に高圧洗浄を省略して外壁塗装を行った場合、古い汚れや塗膜が十分に落ちていないことで外壁に凹凸ができてしまうと、塗膜が均一になるまで何度も塗り直しが必要になり、結果的にコストが余計にかかってしまうことも。
また、塗料は綺麗な外壁に対して塗膜の効力を発揮するように製造されているため、接着弱くなり、1年を経たずして塗膜が剥がれてしまう場合もあります。
何れのパターンにせよ、高圧洗浄をしないことで「塗り直し」のリスクが高まり、外壁の仕上がりがイマイチな上にコストが余計にかかってしまう結果になります。10数年に1度の塗り替えですので、塗料の効果が最大限発揮できる環境を整えておくことが大事です。
外壁塗装で知っておきたい高圧洗浄時の疑問点
ここからは、高圧洗浄の工程に入るにあたり、お客さまから頂く質問や知っておくと便利な疑問点についてお答えします。
高圧洗浄にかかる時間
外壁の面積や汚れの度合いによって高圧洗浄の所要時間は異なりますが、およそ3時間程度が目安になります。外壁だけではなく、屋根塗装もする場合は、1日かかってしまうケースもあります。
雨の日の高圧洗浄
基本的にはその日の雨量によって判断します。あまりにも雨量が多いと外壁の高圧洗浄を行っても雨水で汚れてしまう場合がありますので、再度日程を調整させて頂く場合もあります。
高圧洗浄の前に養生は必要?
高圧洗浄の工程において主に養生が必要な場所は以下の4か所になります。高圧洗浄をすることで漏電・漏水してしまう箇所がありますので養生は欠かせない作業の1つと言えます。
- コンセント
- 換気口
- 照明器具
- インターフォン等
そのほか、ガーデニングをしているお家で高圧洗浄を行う場合、植物に洗剤がかかって枯れてしまう可能性がありますのでシート等で養生致します。また、隣家が近い場合も洗浄水が隣家まで飛散しないように養生する場合もあります。
基本的に現地調査の際に養生箇所の確認をいたしますが、「大事な植物がある」「洗浄水を避けたい」箇所がある場合は、前もって外壁塗装業者に伝えておくと安心です。
高圧洗浄中の窓の開閉はできる?
結論から言いますと、高圧洗浄中の窓の開閉はできません。
「コロナもあるし、部屋は換気よくしておきたい」というお気持ちもわかりますが、窓が開いている状態で高圧洗浄を行ってしまうと、空いた窓の隙間から高圧洗浄が吹き込んでしまい、部屋の中が水びたしになってしまいます。
特にスライド式の窓は、高圧洗浄した際に水圧で窓が開いてしまう可能性もありますので、きちんと施錠しておくことが重要です。同居のご家族への情報共有を忘れてしまいがちですが、きちんと施錠の旨を伝えておくと万が一の事態を避けることができます。
高圧洗浄中の洗濯物は?
高圧洗浄を行う日は、外で洗濯物を干すのはNGです。高い水圧で外壁の洗浄を行うので汚染水の飛散も凄まじく、せっかくの洗濯物が汚れてしまいます。
また洗濯物についてですが、外壁塗装工事期間中は塗料のにおいが洗濯物についてしまう可能性があるため、基本的に外で洗濯物を干すことはおすすめしていません。作業工程やお住まいの構造によっては、外での洗濯物も干せる可能性がございますので、施工前開始前にご相談頂くと安心です。
高圧洗浄の水道代
外壁塗装の高圧洗浄時の水道代は施主様負担になります。高圧洗浄に使用される水道料金は、建物の大きさや汚れの度合いにもよりますが。多くても2,000円以内に収まることがほとんどです。
高圧洗浄時の騒音はどの程度?
高圧洗浄をする際は、水が壁に当たる音や振動。高圧洗浄機そのものの駆動音が発生いたします。洗浄する場所によって音の大きさや聞こえ方も違いますが、音に敏感な方は外出したり、イヤホンで音楽を聴くor耳栓を使うと比較的音が気になりません。
高圧洗浄で近隣からの苦情はある?
高圧洗浄の騒音で近隣住民から苦情をうけてしまうケースもあります。ここで大事なのは、施工前に近隣挨拶をしてくれる業者を選ぶことです。近隣の住民に予め断りを入れておくことで苦情を回避することができます。
また、高圧洗浄による飛散物に対する苦情も予想できます。こちらもきちんと養生をしてくれる信頼のおける外壁塗装業者を選ぶことで回避することができます。
高圧洗浄だけで落ちない汚れはどうするの?
「高圧洗浄だけで汚れはおちるの?」という疑問もあるのではないでしょうか。ここからは、高圧洗浄だけで落ちない汚れへの対策をご説明します。
外壁で増殖する菌
カビ・コケ・藻などは、一見綺麗に洗浄してあげたように見えても後々増殖してしまう可能性があります。カビ・コケ・藻が見受けられた時は特殊な洗剤を入れたバイオ洗浄をすることによって、菌の増殖を防止することができます。
古い塗膜や錆
古い塗膜や長年雨風にさらされてできた錆も、高圧洗浄だけでは落としきれない場合があります。そんなときはケレン作業を行って除去します。ケレンとは、専用のブラシやサンドペーパーを使用し、研磨して古い塗膜や錆を落とす工程です。ケレンは高圧洗浄を終えた後の下地処理の工程に入ります。
【まとめ】外壁塗装の高圧洗浄はとっても大事!
高圧洗浄が外壁塗装に必要な理由と知っておきたい疑問点を解説しました。
塗装も化粧もそうですが、やっぱり汚れをしっかり落として下地を整え、綺麗に仕上げるって重要ですよね。しかも悲しいことに時間が経てば経つほど基礎工程は超重要なんですよォォォ~(by.アラフォー)
さて、嘆きはここまでにして、えいぶす・ペイントでは、外壁塗装工事のご相談・お見積りを無料で行っております。横浜市、川崎市にお住いの皆さまやそうでない皆さまも、是非えいぶす・ペイントまでお気軽にご相談下さい!!
横浜の地域密着外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店のえいぶす・ペイントの施工事例はこちらから!!
横浜の地域密着外壁塗装・屋根塗装・雨漏り専門店のえいぶす・ペイント自慢のショールームページはこちらから!!